休日の金曜日。
いつもより長めの犬の散歩を済ませ、自宅でテストをつくったり、冬期講習の構想を練ったりしております。
リビングでテレビをつけておりますと、今日は衆議院の解散のニュース一色ですね。
「イブキ衆院議長(伊吹文明氏ですね)が解散詔書を読み上げ…」と報じられるたびに、ピクッとしてしまう私です(笑)。
「近藤」であれば他にも大勢いらっしゃいますが、「息吹」という名前はあまり自分の他にお目に掛かる機会が少なかったので、間違いなく自分だ、という意識が強くあるのでしょうね。
私の生まれた頃は珍しかったんですが、いまとなってはそういうわけでもなく、生徒に言わせると「ああ、そういう名前、あるよねえ、たまに見る」くらいのものだそうです。
いつもより長めの犬の散歩を済ませ、自宅でテストをつくったり、冬期講習の構想を練ったりしております。
リビングでテレビをつけておりますと、今日は衆議院の解散のニュース一色ですね。
「イブキ衆院議長(伊吹文明氏ですね)が解散詔書を読み上げ…」と報じられるたびに、ピクッとしてしまう私です(笑)。
「近藤」であれば他にも大勢いらっしゃいますが、「息吹」という名前はあまり自分の他にお目に掛かる機会が少なかったので、間違いなく自分だ、という意識が強くあるのでしょうね。
私の生まれた頃は珍しかったんですが、いまとなってはそういうわけでもなく、生徒に言わせると「ああ、そういう名前、あるよねえ、たまに見る」くらいのものだそうです。
ちょっぴりくやしい気もしますが、まあ時が流れて時代も変わりましたら、しょうがないですね。
同じように、教える仕事をしておりますと、子供たちと時代や感覚の違いを痛感することがたびたびあります。
国語の説明文で植物や昆虫を題材にしたものはよくあるのですが、子供たちはタニシもカブトエビもタガメも知りません。
知らないばかりか、基本的に「虫」をとても恐がります。
授業中に蚊が飛んでいるだけでも大騒ぎで逃げ回り、中断して退治せざるを得なくなります。
知らないばかりか、基本的に「虫」をとても恐がります。
授業中に蚊が飛んでいるだけでも大騒ぎで逃げ回り、中断して退治せざるを得なくなります。
ジャポニカ学習帳の表紙も、子供たちや保護者の方の声を受け、昆虫から草花へと変更を余儀なくされたそうです。
夏休みには蝉を何匹捕まえたかを競い、カブトムシやクワガタが羨望の的だった私たちの世代からすれば、まさに隔世の感があります。
子供たちがどんなものに興味を持つのか、どんなことを喜ぶのか、教える立場の人間は把握しておく必要があります。
関心があろうとなかろうと、また授業が面白かろうとつまらなかろうと、その「場」で要求される「姿勢」や「態度」を示し続けるお行儀の良い生徒だけを、「上から目線」で評価するばかりでは子供たちはついてきません。
子供たちはそれを管理側の都合にすぎないこと、つまり「従順な生徒だけをえこひいきしている」のだと見抜きます。
授業のマナーとしてあるべき姿勢を指導する半面で、子供たちが「これは聞かなきゃ勿体ない!」と感じるような授業を作り上げていかねばなりません。
同じことでも、子供たちの身の周りのものや、関心のあるものに置き換えて教えるだけで、聴き方・取り組み方が変わります。
自分たちはどうだったかということのほかに、いまの彼らはどうなのか、について絶えず対話を重ねて感じ取っていくことが大切ですね。
自分たちはどうだったかということのほかに、いまの彼らはどうなのか、について絶えず対話を重ねて感じ取っていくことが大切ですね。
テストで頑張った子をどう誉めてあげるか、もいろいろ考えます。
それはもう、頑張ったのですから私たちは目一杯誉めてあげたい。
優秀者だけでなく、苦労していた子が平均点を超えたというだけでも、私たちにはとっても嬉しいことです。
優秀者だけでなく、苦労していた子が平均点を超えたというだけでも、私たちにはとっても嬉しいことです。
しかし、私たちの歓びをそのまま押しつける形ではうまく伝わらない。
生徒によって配慮が必要なこともままあります。
生徒によって配慮が必要なこともままあります。
みんなの前で誉められる、これは昔はとても名誉なことでした。
ただ、中にはそのことをプレッシャーに受けとめてしまう子もいます。
次もとれなかったらどう思われてしまうんだろう…と。
また「やる気にさせるために、大したことないと思ってるのにわざと誉めている」なんて深読みしちゃう子もいるかも知れません(私たちは本当に嬉しいんですよ〜?)。
だからあんまり大袈裟にもできません。
でも、だからといってスルーしてしまうと、肩すかしを食った生徒はモチベーションが下がります。
………難しいでしょう?(笑)
適切なタイミング、適切な評価、適切な方法が肝心なんですね。
適切なタイミング、適切な評価、適切な方法が肝心なんですね。
このように成績の発表や評価はとても難しいものですけれど、避けて通るわけにはいかないと思っています。
公立小中学校現場の低迷はすべて、健全な形での「競争」や、適切な「評価」を喪ったことにあると見ているからです。
頑張っても頑張らなくても、表彰もペナルティもないのであれば、それは社会主義です。
安定はしても進歩はありません。
傷つけないことばかりに気を取られて、成長の機会を阻害しています。
学習塾は進歩と成長を求めておいでになる場であるはずです。
Miraizでも他の学習塾同様、成績優秀者を教室内で公表しますし、ご家庭にも送付します。
それ以上に、毎回の宿題テストなどの成績も徹底的に公表するわけですから、厳しく映る面もあるかもしれません。
しかしながら、それには私たちなりの信念と覚悟があってのことです。
《学力には寛容に、姿勢には厳しく》
つまり、結果を出せた子だけを都合よく賞賛するだけに留まらず、出せなかった子をきちんとフォローすること、です。
《学力には寛容に、姿勢には厳しく》
つまり、結果を出せた子だけを都合よく賞賛するだけに留まらず、出せなかった子をきちんとフォローすること、です。
単に口先で励ましたり、言い訳の余地を与えることではなく、「悔しい、次こそは」を思わせる仕掛けを作ることです。
結果を出せた子に対してヒガミやヤッカミを生むようでは逆効果です。
安易にアタマのよしあしに言い換えて逃げてしまうこともあるでしょう。放っておけば必ずそうなってしまいます。
予めきちんと説明し、予告し、言い訳の余地を生む芽を摘み取っておかねばなりません。
そのためには、やるべきことをきちんとやっていれば結果が出せるようなシステムを守ることです。
先生としてはついつい、一筋縄ではいかない応用問題も出したくなります。でもそれはここぞというときに絞って、基本的にはどう準備すればいいかを予めきちんと指導し、それに沿って結果を出せるようなテストにしなければなりません。
授業で扱っていないところをたくさん出したり、直前になっていきなり課題を押しつけたり、はたまた「塾通いの子」への当てつけで高校入試でも出ないような超難問を出してきたり…学校が生徒から不信を買っているのはこういう面での不誠実さも大きく響いていると思います。
生徒にあるべき形を示すためには、他ならぬ我々自身が襟を正して望まねばなりません。
生徒にあるべき形を示すためには、他ならぬ我々自身が襟を正して望まねばなりません。
話を戻しますが、時代も感覚も違う中で、生徒たちに向かいあうのが我々の仕事です。
我々の評価を子供たちはどう受けとめているのか、については本当に細やかに捉えておかねばなりません。
自分たちなら嬉しいからいいだろうと、安易に始めるのは謹まなければなりません。
自分たちなら嬉しいからいいだろうと、安易に始めるのは謹まなければなりません。
Miraizでは学習塾の提供できるサービスのうち、速報性や利便性を考慮して、様々なものを電子化してきました。
講習や保護者会、個別面談などのお知らせやお申し込み、こういったものについては、まさに私たち自身の感覚と、保護者の方もお忙しい時代ですから、そのニーズとの乖離が少ない部分でしょう。
今後も、紙のお知らせだけでなく、ブログやメールを通じて便利にお使い戴けるよう考えて参りたいと思います。
しかしながら、成績優秀者の公表については、ここまでにお話ししてきたようなこともありまして、生徒の感覚に照らし、差し控えることとしました。
講習や保護者会、個別面談などのお知らせやお申し込み、こういったものについては、まさに私たち自身の感覚と、保護者の方もお忙しい時代ですから、そのニーズとの乖離が少ない部分でしょう。
今後も、紙のお知らせだけでなく、ブログやメールを通じて便利にお使い戴けるよう考えて参りたいと思います。
しかしながら、成績優秀者の公表については、ここまでにお話ししてきたようなこともありまして、生徒の感覚に照らし、差し控えることとしました。
ここまでに生徒から聞かれた声のうち、印象的なものがいくつかあります。
「(前の塾で)成績優秀者とかね、いいんだけど、やたらにバラまかれちゃうと噂になって、『あの子は”天才”だからいいよね〜』なんて言われるのがすごくイヤだった」
「成績優秀者とかいうわりに、平均点ちょっと超えたくらいで全部名前出されるから、自分では納得いかない点数なのに公表されて、すごくイヤだった」
言われてみるとハっとさせられるものがあります。
成績優秀者であることが名誉である以上に負担にもなり得ること。
できるだけ多くの子を表彰してあげたいという思いが裏目にもなり得ること。
こういった声に真摯に声を傾けると、公表の範囲を限ること、表彰に価値を持たせることは、とても大切なことだと改めてわかります。
教室ブログで派手に表彰してあげたい…なんていうのは指導側のエゴなんですね(笑)。
パスワードをかけて…なんていうことも考えましたけど、個別にIDやPWを割り振るのでもなければ、簡単に漏れてしまいますしね。
何より個人情報について世の中全体がヒヤヒヤしているご時世です、ここはアナログにいきましょう(笑)。
てなわけで、お待たせして申し訳ありませんが、M-1GPの結果につきましては月末の送付までご猶予下さいませ^^